Sep 3, 2023

Big-Hope News 357

先日、鎌倉の衣張山(きぬはりやま)に登ってきました。源頼朝が夏の暑い日に、白い衣で山を覆って雪山に見立てたという伝説が残る山です。山と言っても標高121mという低山で、ハイキング気分で登れます。途中30分くらいの山道はずっと雑木林が続きます。雑木林を歩いていて、数学者の森毅さんの言葉を思い出しました。

『雑木林にはさまざまな木が茂っている。そのあるものはこの雑木林にとって邪魔に思えることもある。しかしそれはそこへ入る人間からの思惑で、やはり全体としての自然の調和があって雑木林はあるのだろう。そうだからさまざまな花が咲き、さまざまの虫が来る。』という名言です。

現代は多様性(ダイバーシティ)の時代と言われます。一人ひとりが持っている違いを認め、尊重しようという思いが多様性と言えるとすれば、数学者の森毅さんは優しい言葉でそれを教えてくれているようです。

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