燦々と降り注ぐ太陽の光!夏本番といったところですね。
この太陽の光を描こうと心血を注いだ人たちがいます。
1860年代にフランスのパリに集まった印象派と呼ばれる画家の集団です。モネ、ドガ、ルノアールといったそうそうたるメンバーたちです。
光はプリズムを通すと(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の7色に分かれます。
光は7色が集まると透明になりますが、人が作った絵の具は7色を混ぜると黒色になります。その絵の具で印象派の画家たちは自然の光を描こうとしました。
刻々と変わる光の中で、印象派の画家たちは一番心に残った印象的な一瞬を心に留め、明るい色で影を描くことで見事に光を表現しました。
自然には到底かなわない条件の中で、人間の知恵で見事に光を描き切りました。
まだまだ暑い日が続きますが、太陽の光の中でちょっと立ち止まって、光を描いた人間の知恵を感じてみてはいかがでしょうか。

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