今年は桜の開花が遅れたせいで、入学式シーズンにも満開の桜がさいていました。近くの公園でも大勢の方がシートを広げ、春の日差しの中、家族やお友達とお花見を楽しまれていました。
さて、『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』ということわざを、聞いたことありますか。
梅の木はきれいな樹形を保ったり、害虫から守るために、剪定(せんてい…木を切ること)は欠かせない作業と言われます。一方で、桜は枝の切り口から雑菌が入り腐ってしまう恐れがあるため、むやみに剪定してはいけないというのが『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』ということわざの由来だそうです。
今は、『人それぞれの個性に合わせた手のかけかたをすることが大切』という意味で使われるようになりました。また、このことわざは、自分の長所を育て、自分の短所と向き合う生き方にもつながっていきます。「よく気がつく」「すぐ人となじめる」「おしゃれセンスがある」「わかりやすく話すのが得意」「思いやりがある」などさりげないことでOKです。そんなさりげない自分自身の適性や長所から将来の自分が見つかるかもしれません。

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