秋も深まり、黄金色に輝く銀杏(イチョウ)の季節になりました。
「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に」(与謝野晶子)
詩人の与謝野晶子は〈銀杏の葉〉を「鳥」に見立て、ひらひらと風に舞い落ちる様子を詩に書き留めています。金色と銀杏の「金と銀」がセットになりこの詩を余計にきらびやかにしています。また金色に輝くイチョウ並木は心を華やかにしてくれます。
そんな銀杏(イチョウ)並木もぎんなん(銀杏の種)が落ちているところでは、たいていの人は息を止めて一目散に通り過ぎていきます。野生動物も、臭さに怯えてピューと退散し!サルはキャット悲鳴を上げるといいます。しかしその匂いのせいで銀杏(イチョウ)は2億年を生き残り、今では最古の木となり「生きた化石」と呼ばれています。
銀杏(イチョウ)並木もいよいよ見ごろとなりました。くれぐれも足元に気をつけて散歩に出かけてください。

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